国立教育政策研究所
宮崎大学
2018 年 33 巻 2 号 p. 51-54
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TIMSS1995理科の「懐中電灯課題」に対する日本とオーストラリアの中学生の回答を,アーギュメントスキルの観点で分析・比較した.その結果,日本には「主張」を用いる生徒がほとんどいなかったが,オーストラリアの生徒の約2割は理由を説明する際に再度,主張を述べていた.「証拠」については日本の生徒が74%とオーストラリアの生徒の66%よりも多く,逆に「理由づけ」についてはオーストラリアの生徒が89%に達し,日本の生徒の74%を上回っていることが明らかとなった.
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