近世後期の地誌編纂と地域文人ネットワーク : 『善光寺道名所図会』の分析を中心に

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  • キンセイ コウキ ノ チシ ヘンサン ト チイキ ブンジン ネットワーク : 『 ゼンコウジドウ メイショ ズエ 』 ノ ブンセキ オ チュウシン ニ
  • The Compilation of Topographical Book and the Network of Local Literary Circles: A Case Study of "Zenkoujimichi Meishozuezue"

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Abstract

本稿では『善光寺道名所図会』を取り上げ、その取材・収集に協力したと考えられる書肆高美甚左衛門を中心とする地域文人ネットワークに注目して、信州松本町と一体となった周辺地域の地誌記述を検討し、松本町と周辺地域とを結びつけた地域認識について考察した。その結果、松本地域文人の人脈が城下町松本町を拠点とした街道に沿って周囲と結ばれており、その性質も流通に関する問題に規定されていることが判明した。『善光寺道名所図会』に記載される範囲としては、北は信濃大町周辺まで、東は千曲川西岸稲荷宿まで、西は橋場までの範囲となっていることを示した。

地誌

松本町

地域文人

善光寺道名所図会

高美甚左衛門

identifier:SB001500009268

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