血管造影及びIVRにおける術者被曝及びその低減法の検討
Project/Area Number |
10770433
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Radiation science
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
伊東 一志 山形大学, 医学部・放射線科, 助手 (10250929)
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Project Period (FY) |
1999
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1999)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 1999: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1998: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | 放射線被曝 / 血管造影 / IVR / 被曝 |
Research Abstract |
Interventional radiology(IVR)による、血管狭窄や悪性腫瘍などの治療法はめざましい成果をあげている。一方、IVR術者の被曝は年々増加しているとされており、大きな問題となっている。 術者被曝の原因となる散乱線が、どこから、どのように散乱して術者被曝の原因となるかを調べ、そのdataをもとに術者被曝を低減させる防護装置を試作した。具体的には術者の下腿にはx線管から、腹部にはx線管と患者側腹部から、頭頸部には患者腹部、患者寝台から散乱線が到達することがわかった。これらの散乱線を遮るように防護装置を作成した。試作した防護装置を用いて術者位置での空中線量は約80〜98%減少することが明らかになった。実際の手技における術者の被曝線量を測定した、下肢及び腹部の被曝は著明に低下した。上肢においても被曝線量の減少は見られたが、左側で被曝線量が多く、被曝防護装置を用いても被曝線量の減少の程度が軽いことがわかった。線源に近いために被曝線量が多いと考えられる。頭頸部、特に頭前部の被曝線量は80%減少しており、被曝が問題となる水晶体の被曝低減に有用であることが示された。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)