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BOMエージェントの実現に向けたLODの構築
江上 周作 川村 隆浩 藤井 章博 大須賀 昭彦
(システム開発論文)
誌名
電子情報通信学会論文誌 D
Vol.J98-D
No.6
pp.992-1004 発行日: 2015/06/01 早期公開日: 2015/03/05 Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2014SWP0019 論文種別: 特集論文 (ソフトウェアエージェントとその応用論文特集) 専門分野: エージェント応用 キーワード: セマンティックWeb, Linked Open Data, エージェント, ものづくり,
本文: PDF(1.5MB)>>
あらまし:
ものづくり分野においては多種多様な部品が製品として流通している.流通を支援する企業間のElectronic Data Interchange (EDI)実現のためには,製品情報のコード体系が不可欠であり,それらは企業団体において管理・運用されている.これらのコード体系をLinked Open Data (LOD)化し,設計や販売などのデータとリンクすることで,設計工程から流通工程や販売価格に至る,製造業の業務を支援する有用なエージェントの開発が可能になると考えられる.そこで,我々はこれまで機械部品流通に注目し,ねじコード体系を基にしたLOD (ねじLOD)の構築と利活用の検討を行ってきた.しかし,ねじLODを業務支援に活用するためには,外部データセットや企業データとのリンク付けなどによるデータの拡充が課題であった.本研究では,ねじLODをBill of materials (BOM)に応用した業務支援エージェントの実現を目的とし,ねじLODの拡充を行った.具体的には,類似度計算を用いたDBpedia Japaneseとのリンク付けを行い,適合率88%を確認した.また,スクレイピングによる商品提供関係の構築を行った.更に,ねじLODをBOMに応用したエージェントの例について述べる.
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