『ケイガイによるAQP3発現亢進作用』 ケラチノサイトのアクアポリン-3発現に対する荊芥エキスの作用とその薬理学的意義
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- 礒濱 洋一郎
- 東京理科大学 薬学部 応用薬理学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Increase in aquaporin 3 expression in keratinocytes by <i>Schizonepeta tenuifolia</i>
- ケイガイ ニ ヨル AQP3 ハツゲン コウシン サヨウ : ケラチノサイト ノ アクアポリン-3 ハツゲン ニ タイスル ケイカイエキス ノ サヨウ ト ソノ ヤクリガクテキ イギ
- Increase in aquaporin 3 expression in keratinocytes by Schizonepeta tenuifolia
- Increase in aquaporin 3 expression in keratinocytes by Schizonepeta tenuifolia (in Japanese)
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抄録
アクアポリン3(AQP3)は主に皮膚のケラチノサイトに存在する水チャネルであり,皮膚の保湿のみならずケラチノサイトの遊走にも関わることが示されている.従って,AQP3の発現を促進する薬物は皮膚疾患時の乾燥症状や外傷の治療薬としての応用が期待できる.我々は,種々の生薬についての検討から荊芥(ケイガイ)に著明なAQP3発現亢進作用を見出した.ケイガイエキスはこの本作用を通じて,in vitroでのケラチノサイト遊走能を促進するとともに,in vivoでも実験的に形成したマウスの創傷治癒を促進することが分かった.これらの作用は皮膚科領域で用いられる漢方方剤にケイガイが含まれる薬理学的意義を示唆するとともに,これらの漢方薬の作用を応用した新たな治療薬の開発の可能性を示している.
収録刊行物
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- 日本薬理学雑誌
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日本薬理学雑誌 143 (3), 115-119, 2014
公益社団法人 日本薬理学会
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詳細情報
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- CRID
- 1390001204275499520
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- NII論文ID
- 130003391432
- 40019997946
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- NII書誌ID
- AN00198335
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- COI
- 1:STN:280:DC%2BC2crhslKqsA%3D%3D
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- ISSN
- 13478397
- 00155691
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- NDL書誌ID
- 025305401
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- PubMed
- 24614633
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- PubMed
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可