高等学校化学における生徒の主体的なメタ認知育成のための指導法の開発

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Development of Proactive Metacognition in Upper Secondary School Chemistry
  • コウトウ ガッコウ カガク ニ オケル セイト ノ シュタイテキ ナ メタ ニンチ イクセイ ノ タメ ノ シドウホウ ノ カイハツ

この論文をさがす

抄録

本研究では,高等学校化学において,生徒による主体的なメタ認知を育成するための指導法を考案し,授業実践を通してその効果を検証することを目的とした。この目的を達成するため,「チェックシールを用いて生徒のモニタリングを活性化するとともに(step1),他者との話し合い活動の中で自分の行った活動の振り返りを行わせ,次時での活動の改善につなげる(step2)」という一連の指導法を考案した。そして,考案した指導法の効果を検証するため,高等学校1年生81名を対象に,「化学反応と熱・光」の単元において授業実践を行った。その結果,考案した指導法は,実験中のメタ認知のうち,生徒が主体的に実験方法を理解したりその方法を点検したりするモニタリング,行動の修正を行うコントロールの育成に寄与することが示唆された。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ