神経芽腫における予後関連遺伝子の高感度解析系の確立

  • 田中,真司
    九州大学大学院医学研究院小児外科:新潟大学大学院医歯学総合研究科小児外科
  • 田尻,達郎
    九州大学大学院医学研究院小児外科
  • 東,真弓
    九州大学大学院医学研究院小児外科
  • 窪田,正幸
    新潟大学大学院医歯学総合研究科小児外科
  • 水田,祥代
    九州大学大学院医学研究院小児外科

書誌事項

タイトル別名
  • Establishment of highly sensitive analysis of prognostic factors in neuroblastoma

この論文をさがす

抄録

神経芽腫においてMYCN増幅と発現量および17q gainのtargetにSurvivin(BIRC5)を用いて,Survivin遺伝子量と発現量の高感度解析系を確立し,神経芽腫の生物学的特性をどのように規定しているか評価した.解析結果より定量的PCRを用いたMYCN増幅,17q gainの高感度解析システムは腫瘍の悪性度診断に非常に有用であった.MYCN発現量,Survivin発現量は,単独では有意な予後因子とはいえなかった.今後,同解析システムによるMYCN増幅,17q gainの解析データの組み合わせのような詳細な生物学的悪性度の層別化に基づいた治療プロトコールの確立が望まれる.

収録刊行物

参考文献 (17)*注記

もっと見る

詳細情報

問題の指摘

ページトップへ