研究課題/領域番号 |
17K00263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
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研究機関 | 愛知工科大学 (2019) 東北大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
山高 正烈 (崔正烈 / 崔 正烈) 愛知工科大学, 工学部, 准教授(移行) (60398097)
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研究分担者 |
寺本 渉 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (30509089)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 音空間知覚 / 自己運動 / バーチャルリアリティ / 臨場感 / ヒューマンインタフェース / 人間情報学 |
研究成果の概要 |
本研究では,種々の自己運動知覚中に見られる聴知覚特性の様相,とりわけベクションを知覚する場合の音空間知覚の特徴について,空間非対称性を中心にその特性の解明を目指した。 研究の結果,上下方向の自己運動の場合は,環境中心座標系に限って音像をベクション方向とは反対側に知覚され,自己運動知覚時に対象物の位置を本来より自己の近くに定位するという言わば危険回避のメカニズムが働く可能性が示された。また,高精度な3次元聴覚ディスプレイの応用を想定する身体近傍空間の範囲と自己運動の速度との関係を調べ,能動運動時には身体近傍空間拡大の効果が比較的小さいこと,また,運動速度による影響はそれほどない可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,種々の自己運動知覚中に見られる聴知覚特性の様相,とりわけ視覚誘導性自己運動を知覚する場合の音空間について,空間非対称性を中心にその知覚特性の解明を目指した。 本研究の結果,参照する座標系の不同により音空間知覚の様相が変わり得ること,また,視覚刺激のみによって得られる自己運動感覚は,前庭系への入力を有する場合と比べて音像定位の偏位幅が小さく空間知覚の非対称性の影響が表れにくいこと,能動運動時には身体近傍空間が拡大する等の基礎データと知見が得られた。これらの研究結果は,身体が動く場合の音空間知覚の新たな知見を提示するものであり,高い学術的インパクトを持つ成果である。
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