DEMによる試料作製方法が粒状体のせん断挙動に及ぼす影響の定量的評価

  • 片桐 淳
    (独)産業技術総合研究所 メタンハイドレート研究センター 生産モデル開発チーム
  • 松島 亘志
    筑波大学 システム情報系
  • 山田 恭央
    筑波大学 システム情報系

書誌事項

タイトル別名
  • DEM SIMULATIONS FOR EVALUATING EFFECTS OF SAMPLE PREPARATION METHOD ON THE SHEAR BEHAVIOR OF GRANULAR MATERIALS

抄録

DEMにより3種類の方法で試料を作製し,それらの単純せん断シミュレーションを行った.試料作製方法は,粒子間摩擦を小さくして圧縮する方法(FC),圧縮時間を変える方法(TC)および繰返し単純せん断(CC)による圧縮の3種類であり,それぞれの方法で作製した複数の試料についてのシミュレーションを行った.その結果,FC法で作製した試料は,CC法の試料に比べて,同程度の間隙比の試料であっても初期試料内に作用する粒子間せん断力が小さく,初期配位数が大きいことがわかった.また,その後の単純せん断での応力‐ひずみ関係においては前者の試料の方が後者よりも広い弾性領域が得られた.しかし,一旦接触点が滑り出すとその影響は失われ,ピークせん断強度に達する程度まで変形が進むと大きな差異が見られなくなることが明らかとなった.

収録刊行物

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参考文献 (12)*注記

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詳細情報

  • CRID
    1390001205349719296
  • NII論文ID
    130004961304
  • DOI
    10.2208/jscejam.68.67
  • ISSN
    21854661
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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