大規模地震発生時のドクターカー・ドクターヘリ分担圏域設定法に関する研究~石川県をケーススタディーとして~

書誌事項

タイトル別名
  • THE STUDY ON A DOCTOR-CAR AND DOCTOR-HELICOPTER APPORTIONMENT AREA SETTING METHOD AT THE TIME OF HUGE SCALE EARTHQUAKE - CASE IN ISHIKAWA-KEN -

抄録

東日本大震災の際には,全国各地のドクターカー・ドクターヘリの出動,医師の派遣により,被災地での迅速な救急対応が可能となった.しかし,大規模地震時には建物倒壊などによって道路が閉塞し,陸路での救急活動に支障をきたすことが多い.道路状況に左右されないドクターヘリは石川県では配備されておらず,早急に地震発生時の救急・救助対応を検討する必要がある.<br> 本研究では,地震による緊急輸送道路沿道の建物倒壊を想定した上で,救命救急センターから災害時避難場所となり得る小中学校までの到達時間についてドクターカーとドクターヘリで比較し,分担圏域の設定方法を提案した.その結果,平常時と地震時(10km/時)では,県立中央病院から半径約5.4kmと0.4km,能登総合病院からは北に約31.1kmと2.8km,南に約16.8kmと2.6kmの分担圏域を設定することができた.

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