地震に対する道路網の脆弱区間評価手法の構築と緊急輸送道路網への適用

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タイトル別名
  • DEVELOPMENT AND APPLICATION OF AN EVALUATION METHOD OF THE VULNERABLE SECTION TO THE EARTHQUAKE OF THE ROAD NETWORK

抄録

平成28年熊本地震では,九州自動車道に架かる跨道橋が落橋するなど,緊急輸送道路が寸断される事態が多数発生した.このことから,地震時には重要な道路も被災することを念頭に考え,重要な道路が通行不能となった際に道路ネットワークの移動性にどれだけの影響を与えるかを分析・評価し,対策を行っていくことが急務である.本研究では,道路ネットワークでの移動を考慮した地震に対する道路網の脆弱区間を,迂回により目的地へ到達できる場合と,拠点間が到達不能である場合とでそれぞれ評価する手法構築し,それを実際の緊急輸送道路網に適用した.その結果,迂回に影響する区間を良好に評価できること,拠点間が到達不能となる場合に通行不能である道路区間の分布を評価できることがそれぞれ確認でき,構築した手法の妥当性を確認した.

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