要介護認定を受けた避難行動要支援者の避難施設への到達可能性に関する分析 ―羽咋市の国民健康保険データを用いた検討―

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSIS OF EVACUATION CHANCE TO SHELTER OF AFFECTED AGED PERSON WITH DESEASES DURING LARGE SCALE EARTHQUAKE DISASTER SCENARIO —USING KDB DATABASE OF HAKUI CITY, ISHIKAWA PREFECTURE—

抄録

東北地方太平洋沖地震において,高齢者や障がい者の被害も甚大であったことから,避難行動要支援者の名簿作成が各自治体に義務付けられた.一方,熊本地震において,庁舎の被災等により,名簿が活用できない事例が発生し,平時より避難行動要支援者の精緻な支援計画策定が重要視されている.本研究ではArc GISのNetwork Analystツールの到達圏解析を用い,道路ネットワークを考慮し,避難行動要支援者の避難施設へ到達可能性の検証を行った.本研究では,我が国における超高齢化に伴い,人数が莫大に増加している後期高齢者に着目し,中でも特に避難にケアを必要とする自宅に居住する要介護認定者を分析対象者とした.到達圏解析の結果,要介護認定者の避難時の実態と何人の要支援者が避難所まで到達できない可能性を持つのか,詳細な把握を行うことが可能となった.

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参考文献 (1)*注記

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